【第一章】秋化粧を纏った魅惑の魔女~一切経山から見下ろす五色沼~

こんにちは。ボル女・金です。

磐梯山ジオパークの象徴でもある磐梯山。
そこには磐梯山に負けじと美しく凛々しい火山があります。

本日ご紹介したいのは、吾妻連峰にデデンと構える一切経山です。
標高1949M。磐梯山よりノッポさんです。
一切経山は、浄土平ビジターセンターから目と鼻の先にあります。
駐車場に車を停めて一歩外に出れば、勢いよく噴気が出ていることを目視でき
硫黄臭と共に、無風であれば『ゴォーーーー』というまるで地鳴りのような『活火山の音』が辺り一帯に響き渡ります。
時折『シューーーーー』という音も聞こえて、何故かその音が私には宮崎駿作品『風の谷のナウシカ』で登場する巨神兵復活のシーンを毎回連想させます…。
(漫画のシーンですが、ジブリ好きな方。お分かりになりますでしょうか…)

一切経山にまだ足を踏み入れていないのに、ただそれを眺めているだけで既に活火山の勢いに気圧されそうになります…。
『くぅーーーー、かっこいい!!』
そう叫ばずにはいられません。
噴気を見上げて登山前からテンションが上がります。(フォー!)
一切経山の噴気(右に写っている白っぽい山が一切経山です。山の中腹辺りに噴気が写っています。)

私が今回一切経山をご紹介したい理由。
それは『この時期にしか見られない魅惑の魔女が一切経山にいる』からです!

一切経山には五色沼という火口湖があります。
別名『魔女の瞳』

ではなぜ『魔女の瞳』と呼ばれるのか…。
具体的かつ正確な情報は、浄土平ビジターセンターに詳しく記載されていますが
(浄土平ビジターセンターホームページ http://www.bes.or.jp/joudo/vc/natural/swamp.html)
個人的には
『その沼の美しさに、まるで操られたように吸い込まれそうになるから魔女の瞳と呼ぶのでは?』と。
今回の登山でそう感じざるを得ませんでした!
ジーっと瞳(五色沼)を眺めていると、その深く鮮やかな蒼に本当に吸い込まれるようでした。

そして今この時期にしか見られない魔女の姿。
それがこちら!
魔女の瞳なんでしょう、この色鮮やかな沼は!
そしてこの時期ならでは。紅葉とのコントラストにただただ見入ってしまいます…。

五色沼と私この日同行してくださった登山ガイドさんが撮ってくださいました!
魔女に魅了されてニヤニヤを隠せない私がひょっこり写っています。

一つ前の写真とこの写真、既に沼の色が違うのお分かりになりますか?
本当に、刻一刻と色を変えるのです。

この日は快晴無風という事もあり、魔女の瞳がより一層鮮やかでした。
実は私、これが3回目の一切経山登山でしたが、こんなにコンディションの良い日は初めてでした!
三度目の正直。魅惑の魔女が私の見方をしてくれたのでしょうか。
魔女の瞳の深い蒼と紅葉と青空のコントラスト…ううう、私を誘惑しています!
(吸い込まれないように足元注意…)

黄色と白と青と純粋に、紅葉と空とのコントラストも綺麗でした。

もちろん、写真では実物の魅力が十分に伝わりません。
是非実際に足を運んでみて頂きたいです!
(*私が実際にこの写真を撮ったのは9月22日です。
最新の紅葉情報及び登山ルートに関しましては浄土平ビジターセンターのホームページをご確認下さい。)

追記
この日は早朝から車で移動していたのですが、浄土平へ上がる途中に見た空がとても幻想的でした…。
今振り返ると、やっぱり既にこの時点で私は魔女に誘惑されていた気がします…。

以上、ボル女でした~。