【令和5年度事業レポート】『流れ山露頭』解説看板の設置―磐梯山噴火記念館3Dワールド南側駐車場横―

皆さんこんにちは。
今回の記事では、令和5年度事業レポートとして、昨年度新しく設置した解説看板を紹介します。
昨年12月に完成したばかりで、すぐに雪対策のためのシートで保護をしたのでこの春からのお目見えとなります。

場所は磐梯山噴火記念館3Dワールド後ろの南側駐車場横です。

南側駐車場の横には、1888年の磐梯山噴火によってできた流れ山*を観察することができます。
さらにここでは、その内部が近くで見られる状態になっていて、流れ山の構造を直接見ることができます。

このような地面の内部が見られる状態の場所を露頭(ろとう)といいます。
地面はふつう樹木や下草におおわれていたり、建物がたっていたりして中は見えないのですが、ここでは流れ山の断面を見ることができるのです!

解説看板には『1888年の磐梯山噴火と岩なだれ』について詳しく書かれています。
3Dワールド横の『流れ山露頭』はジオサイト(ジオパークの見どころ)になっていますので、裏磐梯に来られた際にはぜひ足をのばしてみてください。

3Dワールドの向かい側にある磐梯山噴火記念館(入館料¥600)で磐梯山や火山について基本の情報を仕入れてから見に行くのもおすすめです。
新しい解説看板をぜひ、流れ山露頭とセットでご覧ください。

*流れ山:噴火によって発生した岩なだれ(岩屑なだれ)によって流れ下ってきた大小さまざまな岩がたまってできた小高い丘のこと

関連ジオサイト
B-11流れ山露頭
B-17磐梯山噴火記念館